こっそりやっていたオンラインカウンセリングでしたが、なぜか徐々に今働いている職場の方たちに見つかりネット社会恐るべし…と思っていたところ無意識にブログから離れてしまっていました…
(いいえ、本当はただブログを書くのが苦手で逃避していただけです)
そんな時にふとTwitterでブログについてコメントをいただき、はッッ!となり今キーボードをカタカタと必死に叩いています(笑)
カウンセリングをやっている心理士さんであればほとんどの方が興味・関心のある学派をベースにカウンセリングを行っています。有名なものであれば例えば、認知行動療法や精神分析などのフレーズはどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そのようなかたちで、私は統合的な心理療法に関心があり、役立つ統合的心理療法の使い手になるべく日々勉強と現場での臨床実践を積み重ねています。
そんな統合的心理療法について、統合的心理療法に関心がある人であればおそらく知らない人はいないであろう、こちら↓の
心理療法統合ハンドブックを参考にさせていただきつつ、簡単に紹介してみようと思います。
名前からイメージが沸くかと思いますが、統合というからには何かを組み合わせたカウンセリングを行うということがこのアプローチの特徴です。そのアプローチ方法にはいくつかパターンがありますが、主に私が使っているのアプローチは共通因子アプローチと、技法折衷アプローチなのかなと思っています。
・共通因子アプローチ
共通因子アプローチは、さまざまな違った学派のカウンセリングが共通して持っている基本的なものこそが重要であると考えるアプローチです。
具体的な因子としては治療同盟(カウンセリングを進めるにあたりクライエントとカウンセラーの関係性ができていること)、共感、セラピーへの肯定的な期待などがあげられます。
・技法折衷アプローチ
技法折衷アプローチとは、クライエントが持っている問題や症状、パーソナリティ、態度、状態などを敏感にアセスメントをして、効果的と思われる技法を学派の垣根を超えて幅広く用いるものです。この時に使う技法は、その学派の理論からは切り離して適用できると考えます。
カウンセリングにいらっしゃる方のお悩みや個性、育ちの背景、趣味嗜好、ニーズ、カウンセリングの経過は十人十色でその個々人に合うような効果的なセラピーをクライエントさんと共に考え専門的な枠組みの中で提供したい!そんな想いが統合的心理療法にはあるような気がしています。
そんなにいろんなことをやって中途半端にならないの?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、統合的な心理療法は中断や時期尚早の治療終結が少ないことが知られています。
私は統合的心理療法について考える時、なぜかいつも小学生の時に運動会でやった組体操のピラミッドがあたまに浮かびます。1番上のクライエントさんが安心して立てるように、1番下に土台・基礎になる大切な共通因子があって、その間にクライエントさんに合わせた色んな技法の選択肢がある、そんなイメージを今の私の中で持ってるのかもしれません。
※私の頭の中の統合的心理療法イメージ
改めてイラストにしてみるとなんだか恥ずかしいですね…(笑) 効果的な統合的な心理療法を実践していくにあたって、広くいろんな心理療法に興味を持って学び続けることが重要と感じます。
私も日々のカウンセリングの中で力不足や勉強不足を感じることばかりなので、教育分析(心理士がカウンセリングを受けること)やSV(自分のカウンセリングの指導を受けること)を中心に訓練を積んでいます。
どうでしょうか。なんとなくどんなものか掴んでいただけましたか?統合的な心理療法を受けてみたいなと思った方はぜひ当オフィスからお申込み・お問い合わせください。