コロナ渦でリモートワークが世間ではかなり浸透しましたが、カウンセリングも同様にCOVID-19の流行以降はオンラインでの実施がかなり増えてきた印象です。
私も4月からカウンセリングルームsatoをオープンし、オンラインカウンセリングをスタートしたのですが、何事もデメリットとメリットはつきもの!ということで、改めて自分の整理の意味合いも込めまして・・・臨床心理士が解説!オンラインカウンセリングのデメリットとメリットをそれぞ4つ挙げてみたいと思います。
【デメリット】
①パソコンやスマホの操作にある程度慣れている必要がある
オンラインカウンセリングではタブレットやパソコンなどのIT機器が必要なのはもちろんですが、カウンセリングルームsatoではzoomのアプリを使用したオンラインカウンセリングを行っています。そのため不慣れな方の場合は操作や設定を事前にある程度知っておく必要があります
(ただそこまで複雑ではありません!)
②インターネットの不具合が生じる可能性がある
インターネットの環境や機器の不具合により、音声や映像が途切れてしまう、接続によってはタイムラグが生じてしまうという不具合が起きることも考えられます。
③カウンセラーのアセスメント力(観察して見立てる力)がより問われる
オンラインでのカウンセリングは主に画面に映るのが上半身のみとなります。またカメラを通した映像なので、対面のカウンセリングと比べると表情や動作が掴みにくいという情報面の制限があります。そのためカウンセラーはより注意集中を注いでクライエントが今どのような状態なのかを見極める力が求められると思います。
④緊急対応が難しい
オンラインカウンセリングでは物理的な距離があるため、緊急時の対応が対面カウンセリングに比べると取りにくいです。切迫した心身の状態である場合には、医療機関の受診や対面でのカウンセリングをおすすめすることがあります。
【メリット】
①カウンセリングのハードルが下がる
全くカウンセリングを受けたことがない方にとってはカウンセリングを申し込むこと自体がものすごく怖くて勇気の要ることだと思います。対面の場合はそれに加えてカウンセリングの場所やそこに行くまでの方法を調べるという作業が必要になるためよりハードルが高くなると思われます。そのような意味ではオンラインカウンセリングは対面カウンセリングに比べるとボタン一つで申し込めるのでより気軽さがあります
②時間や場所にしばられない
全国どこからでも、日本だけではなく海外からからでもオンラインカウンセリングは受けることができます。また移動時間が必要ないため、効率的にカウンセリングを受けられます。症状や状態により外出が難しい、辛いという方にとっても大きなメリットです
③安心した環境で受けることができる
ご自宅など自分の慣れた環境で受けられるという点も大きいのではないでしょうか。不慣れな環境よりもリラックスして受けることができます。
④同じカウンセラーと継続的にカウンセリングができる
引っ越しや職場の異動など環境の変化があっても同じカウンセラーとカウンセリングができます。そのため、1からカウンセラーを探すという手間がありません。また、環境の変化は意識的・無意識的に大きなストレスをもたらす場合も多いためこれまでの経過を知っているカウンセラーと引き続きカウンセリングをできることは安心感が大きいでしょう
どうでしょうか?自分はオンラインカウンセリングを受けて良いのかな・・・まだよくわからないことがある・・・など疑問や気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください!