自己紹介



カウンセラー  佐藤亜美

資格
 臨床心理士 登録番号:34955
 公認心理師 登録番号:19235
 社会調査士 
 
所属学会
 
経歴
 北海道の絵に描いたような田舎町で生まれ育ち、学生時代も6年間青森県の豊かな自然に囲まれながら生活をしました。小さいころは、自由奔放でありながら良くも悪くも周りを観察するのがクセの子どもで、「どうして周りの人は(自分は)○○なんだろう…?」が私の心の中での口癖でした。今思うと、このクセがカウンセラーを目指すきっかけにもなったと感じています。
 
 大学では社会心理学を専攻し、フィールドワークに取り組み調査やインタビューに打ち込む中でもっと個人の人生・生き方に深く触れたい想いが強まり、大学院に進学して臨床心理学を専攻しました。
 大学院修了後に上京し、主に医療機関で経験を積みました。現在は東京都の精神科病院と、神奈川県の民間のカウンセリングオフィスに勤務し、中学生~高齢者の方々にカウンセリングや集団精神療法、心理検査による支援を行っています。
 
 時代の流れとともにオンライン化が進む中で、カウンセリングも同じく対面だけではなくオンラインでの実施が年々増えてきています。一方で、人に悩みを打ち明ける=弱い人というイメージや、まだ自分は頑張れる・踏ん張れると感じている人が多く、カウンセリングを受けることへのハードルがまだまだ日本では高いんだなと日々の臨床実践の中でひしひしと感じています。
  さらに、当時の自分がそうだったように、地方に在住の方の場合、都心と比べるとカウンセリングを受けたくても身近に受ける場所が見つかりにくい、あっても数が少なく予約が取りにくい、周りの目が気になるといったアクセスの難しさがあるかと思います。
  
 カウンセリングに興味や関心があるけれど勇気が出ない、そんな誰かのはじめの一歩のお手伝いができたら…という想いから本業の傍ら2023年4月にひっそりとカウンセリングルームsatoをオープンしました。

トレーニング
  福島哲夫先生(成城カウンセリングオフィス代表、大妻女子大学教授)の元で、統合的心理療法に基づくスーパービジョン(SV)と教育分析を継続的に受けています。
 SVとは、担当しているカウンセリングについて進め方や理解の仕方について指導を受けること、教育分析は心理士が自らカウンセリングを受け自分自身や自分の課題をみつめ自己理解をはかることです。いずれも心理士としての専門性の向上のために重要な訓練とされています。

論文・学会発表

●論文
・佐藤亜美・松田侑子 2018 「トラウマ体験の致死性と臨床的指標による精神的健康および外傷後ストレス反応の検討」 心理臨床学研究  第36巻 第1号 (CiNiiリンク)
・土岐祐介・佐藤亜美・松田侑子 2017「Twitterにおける、匿名性の違いによるストレッサー及びストレス反応の差異の検討」弘前大学大学院教育学研究科 心理臨床相談室紀要 第14巻  (CiNiiリンク)
・松田侑子・篠原ひとみ・佐藤亜美 2016「大学生におけるソーシャルメディア使用ストレッサーの個人差に関する検討:SNS場面での対処と現実場面での対人ストレスの特徴」弘前大学大学院教育学研究科 心理臨床相談室紀要 第12巻 (CiNiiリンク)
・佐藤亜美・篠原ひとみ・中野和 2015「ソーシャルメディア使用ストレッサー尺度の作成と信頼性・妥当性の検討」弘前大学大学院教育学研究科 心理臨床相談室紀要 第12巻  (CiNiiリンク)

学会発表
・佐藤亜美 2022「ACTとモードワークを中心とした統合的アプローチにより、心理的柔軟性の向上や自己理解の進展が見られた強い不安を持つ女性の事例」日本心理療法統合学会 第2回学術大会 研究発表
・佐藤亜美・松田侑子 2019 「トラウマ体験の致死性と臨床的指標による対人感受性(IPS)の検討」日本心理臨床学会 第38回大会  ポスター発表
・佐藤亜美・松田侑子 2016 「非致死性トラウマ体験チェックリスト作成の試み」東北心理学会 第70回大会  ポスター発表